第49回 ロア・ユナイテッド法律事務所 顧問会社様向けオンラインセミナー開催のご案内

テーマ1：『ワクチン普及期における労務管理の留意点』

　新型コロナウィルスのワクチンが普及期に入り、一時の爆発的な感染はひとまず収束してきました。承認済みの治療薬も増えていますし、新薬候補の治験も進められています。
　このような状況を踏まえ、リモートワークからオフィス勤務への回帰を検討する企業も出てきていますが、従業員に対してどこまで企業の指揮命令権を行使してよいのかという点については、不安を抱える人事労務の担当者も少なくないように感じます。
　今回は、ワクチンの接種や検査にまつわる問題や、出社命令、人員配置などに関する諸問題を、ワクチン普及期という観点から再点検します。

テーマ2：『テレワーク制度の導入・改定における留意点』

　新型コロナウィルスの感染拡大を契機とするテレワークの急速な導入、拡大によって、労務管理の難しさが顕在化しています。
　このような状況下で、２０２１年３月２５日付「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」（以下、「新ガイドライン」といいます）が公表されました。これは、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、テレワークの活用を一層積極的に推進することを目的として旧ガイドラインを改定したものとなっています。
　主な改定ポイントとしては、テレワーク実施に伴う労務管理上の留意点について記載項目及び内容の充実化（人事評価、費用負担、人材育成の在り方等）、労働時間の把握、時間外・休日深夜労働の取扱い、及びメンタルヘルス対策や作業環境整備にあたって使用者が取り組むべき事項の明確化等が挙げられます。
　これまで一時的な対応としてテレワークを実施してきた企業も、長期的な視点できめ細やかなテレワーク対応を実施する必要性が高まっています。
　今回は、新ガイドライン等を踏まえ、今後どのような点に留意して、テレワーク制度を構築していけばよいのかをご説明させていただきます。

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