経営者 人事担当者向け
実践セミナー
~カスタマーハラスメント基本方針、マニュアル作成、研修、実際に起きたときの対応方法が実践的に学べます~
近年、いわゆるカスタマーハラスメント(顧客等からの著しい迷惑行為)によって、従業員の就業環境が害され、困っているという企業からのご相談が増えています。 東京都では、カスタマーハラスメント防止条例が令和7年4月に施行されています。法律としては、令和7年労働施策総合推進法が改正されてハラスメント対策が強化され、カスタマーハラスメントに対する国、事業主、労働者及び顧客等の責務が明確化されます(令和8年(2026年)10月1日に施行される予定)。 カスタマーハラスメントを放置すると、従業員が対応時間を取られ、大変な労力がかかり、その従業員のパフォーマンスが低下し、ひどくなると従業員の体調不良やメンタル不調を招き、事案によっては、その従業員が働けなくなり、休職や退職を余儀なくされる場合があります。 また、カスタマーハラスメントが他の顧客の目に触れると、顧客の足が遠のいたり、カスタマーハラスメントへの対応に時間を取られて他の顧客へのサービスに影響が出るなど、売上に影響する場合もあります。 さらに、企業がカスタマーハラスメントを知りながら放置し、対策を怠ると、従業員の就業環境が害されることにより、企業が雇用契約上従業員に対して負っている安全配慮義務、職場環境調整義務に違反しているとして、従業員が被った損害の賠償責任が発生する事態も考えられます。
本セミナーでは、カスタマーハラスメントの法的問題や裁判例を解説するとともに、企業が取るべき全体的なカスタマーハラスメント方針、マニュアル作成・整備、各種、実際に起きたカスタマーハラスメントへの具体的な対応策について解説します。

このセミナーで得られるもの
- 1. 各種カスタマーハラスメント
- 2. BtoBでも起こる、取引先からのカスタマーハラスメント
- 3. 実際に起こったカスタマーハラスメントへの具体的対応策
- 4. 裁判になったときのリスクや会社の金銭負担
- 5. カスタマーハラスメントの裁判例
- 6. 厚労省の「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」
- 7. カスタマーハラスメントの基本方針、マニュアル作成・整備、研修実施への対応 など
- 対応を余儀なくされる従業員の体調不良やメンタル不調、パフォーマンスの低下、休職、退職
- 従業員の就業環境悪化による損害賠償リスク、労災申請リスク
- 不適切な顧客対応によるクレーム悪化、損害賠償リスク
以上のようなリスクを予防する必要があります。
顧客トラブルへの対応を十分行っていたとされ、従業員の会社に対する損害賠償請求が否定された例(東京地判平成30年11月2日)
・小型食品のスーパーマーケットを経営する会社の従業員が、買い物客とトラブルになったことについて、会社に対し、労働者の生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう必要な配慮を欠いたとして損害賠償請求した事案です。
・会社は、誤解に基づく申出や苦情を述べる顧客への対応について、入社時にテキストを配布して苦情を申し出る顧客への初期対応を指導し、サポートデスクや近隣店舗のマネージャー等に連絡できるようにして、深夜においても店舗を2名体制にしていたことで、店員が接客においてトラブルが生じた場合の相談体制が十分整えられていたとして、会社の安全配慮義務違反が否定されました。
セミナーの対象者
- カスタマーハラスメントの対応に苦慮した経験がある
- カスタマーハラスメント対策の方法やポイントを知りたい
- 具体的なカスタマーハラスメントに対する実践的な対応方法を知りたい
- BtoB、取引先からのカスタマーハラスメントについて知りたい
- カスタマーハラスメント対策のマニュアルを作りたい
- カスタマーハラスメントの裁判例を知りたい
- 従業員への影響や会社の具体的なリスクについて知りたい
- など
参加特典
※士業の方の参加特典のご利用は受け付けておりません。
特典①
本セミナーの対象以外のことでもお気軽にご相談ください。
特典②
カリキュラム
- 1. カスタマーハラスメントとは
- 2. カスタマーハラスメント対策はなぜ必要なのか?
- 3. カスタマーハラスメントに対する企業の責任
- 4. カスタマーハラスメントの判断基準
- 5. カスタマーハラスメントの行為の例
- 6. カスタマーハラスメントを想定した事前対応
- 7. カスタマーハラスメントが実際に起こった際の対応
- 8. 再発防止のための取り組み
- 9. BtoBカスタマーハラスメントと対策
- 10. まとめ
- など
講師紹介
Akane Ishi
略歴
- 愛知県出身、平成14年ロア・ユナイテッド法律事務所入所。
- 現在、大企業、中小企業あわせて数十社の企業の顧問を担当。企業からの労務相談を中心に、個人からの労働相談も含め、労働関係訴訟、労働審判など労務に関する紛争案件を数多く取り扱っています。
主な著作
- 「2024年版 年間労働判例命令要旨集」(労務行政研究所/2024)
- 「新型コロナ対応人事・労務の実務Q&A─災害・感染症から日常のリスクマネジメントまで」(民事法研究会/2020)
- 「労災の法律相談」(青林書院/2019)
- 「労災民事賠償マニュアル 申請、認定から訴訟まで」(ぎょうせい/2018)
- ほか多数
主な講演実績
- 2025年2月 福岡県社会福祉協議会主催「カスタマーハラスメントの実務的対応~施設が取るべき対策とは?」
- 2024年11月 東京都社会保険労務士会中央統括支部主催「退職に関する最新知識の習得~退職意思取消の判断基準、退職代行会社の法的対応」
- など多数講演

